自分で健康になる方法(小林健康整体室)

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【健康】うつ、アトピーの方はコレを食べてはいけない⑤(甘いもの)

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今回は、うつやアトピーで悩む方が避けるべき食べ物についての⑤(甘いもの)です。

注意

本稿を読む前に、まず次を知っておきましょう。

個人差を考えよう

【注意】
たまに「個人差」を考慮せず「私は〇を食べても平気だった」と言う方がいますが、これは非常に危険です。
実際の個人差を考えると次のようになることを忘れてはいけません。

①Aさんは小麦製品、砂糖で不調が生じたが米類では生じなかった。Bさんは逆に米類で不調が生じたが小麦製品、砂糖は問題なかった。(これがよく言う個人差)
②Aさんはいくら小麦製品、砂糖をとっても不調は生じなかった(実際体内で何が起こっているか無自覚のケースも多いので要注意)が、Bさんは少量の小麦製品、砂糖で不調が生じた。(これも個人差として忘れてはいけない)
③Aさんは今まで小麦製品で不調が生じなかったが、ある時から不調が生じるようになった。(人間の体は日々変化する。子供のころは問題が表面化しなくても成人後や老後に表面化するケースも非常に多い)

もう一点、次も非常に重要です。
「〇という健康食品を食べているから大丈夫です」と言いながら、自分の肉体に表れている不調が回復していない。
これは、少なくとも今やっていること(食事内容、栄養、運動、生活習慣など多方面)が当人に合っていないことの表れと言えましょう。

結局のところ、
①疑わしきを避け、不足している栄養を増量し、自分の体に聞く(これが重要)
②自分で試行錯誤をしてみる

ことが大切だということです。

「糖反射(とうはんしゃ)」について

糖質を摂った時の「糖反射(とうはんしゃ)」についても次の記事でご確認ください。

過去記事こちら

【健康】うつ、アトピーの方はコレを食べてはいけない① - 健康と学びのブログ(小林健康整体室)

【健康】うつ、アトピーの方はコレを食べてはいけない②(パン) - 健康と学びのブログ(小林健康整体室)

【健康】うつ、アトピーの方はコレを食べてはいけない③(米類) - 健康と学びのブログ(小林健康整体室)

【健康】うつ、アトピーの方はコレを食べてはいけない④(芋類) - 健康と学びのブログ(小林健康整体室)

【質問】

・あなたはお菓子が好きですか?
・ついつい甘いものを食べてしまいますか?

私たちの食生活では「甘いもの」は本当にたくさん売られているので要注意です。

避けるべき甘いものは?

甘い食べ物は、お菓子だけでなく、料理もあります。
お菓子は洋菓子(ケーキなど)、和菓子(マンジュウなど)どちらも甘味が使われています。
料理では煮物などで砂糖・ミリンが使われています。

【避けるべき甘いもの】
・砂糖など甘味料を使ったものは全て要注意
・お菓子全般(甘い味のだけでなくしょっぱいのも糖質が多い)
・甘いジュースやゼリーなど
・甘味料を使った料理(日本人は料理に大量の甘味を使う!砂糖、ミリン、みりん風調味料など)
など

三大死因の根っこに血糖異常がある

もちろん一般的な生活が送れる方はそれほど心配する必要はありません。
しかし糖質の摂りすぎによる「血糖異常」については必ず知っておきましょう。

【注意】三大死因の根っこに血糖異常がある(酸化、糖化、AGEsなど) - 自分で健康になる方法(小林健康整体室)

何故、うつ、アトピーの方が甘いものを減らすべきか?

これまで同様ですが、再度確認しましょう。
糖質は、あなたの体内(脳内も、お肌も)で「コゲ(炎症、糖化)」と「サビ(酸化)」を起こすのです。
そして、俗に幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」なども分泌されにくくなってしまうのです。

【糖質の摂り過ぎは危ない!】
・脳内で糖化、酸化が起こる→もちろん心、内面(見方、考え方、感じ方)に影響する。
・肌に糖化、酸化が起こる→お肌がボロボロになる。
セロトニン(安心、幸せ感)などの神経伝達物質が作られにくくなる

上記で特に三つ目に注目していただきたいです。

糖質を摂ると体内のビタミンB群、ミネラルを消費してしまいます。
そうするとセロトニン(安心、幸せ感)」、「ドーパミン(快楽)」、「ノルアドレナリン(やる気)」などの神経伝達物質が合成されにくくなります。
うつ病の方はこれらの神経伝達物質が不足しているのが原因だという説(モノアミン仮設)があります)

うつに悩む方は、和菓子も、洋菓子も、甘い果物もできるだけ減らすのがお勧めです。

甘味料はほとんど糖質で出来ている

甘味料はほとんどがショ糖で出来ています。
次を見てみましょう。

【ショ糖の含有量】
・白砂糖、97.8%
三温糖、96.4%
・グラニュー糖、99.9%
・黒糖、80%
(果糖はショ糖ではなくブドウ糖。後述)

また、ジュースやお菓子に使われているブドウ糖果糖液糖(果糖ぶどう糖液糖)といった異性化糖は、砂糖よりも血糖値を急激に上げます。
ゴクゴクとたくさん一気に飲んでしまいやすいので、更に気をつけねばなりません。

うつ、アトピーでお悩みの方は特に甘味に走りやすいので、気を付けましょう。

スポーツドリンクについて

暑い日につい飲んでしまうスポーツドリンクは砂糖、異性化糖が非常に多いです。

 

果物の甘味は大丈夫?

果物の果糖は、「ほとんどが肝臓で代謝されるのでインシュリンを出さずヘルシーだ」と言われたことがあるようですが、要注意です。
確かに果糖のGI値は約20(ブドウ糖GI値は100)で血糖値が上がりにくい(インシュリンが分泌されにくいです。

しかし、果糖の摂り過ぎは中性脂肪の増大につながり、肥満になりやすく、血糖値コントロールの悪化などを引き起こすことが分かっています。

また、例えばバナナはそもそも糖質が約20%と多く、甘みも強いので油断できません。
決して「バナナはお菓子じゃないからたくさん食べても平気だ」などと思わないようにしましょう。

糖質と三大死因

糖質の取りすぎと日本人の三大死因(一位:ガン、二位:心臓病、三位:肺炎)については以下の記事をご参照ください。

人工甘味料について

その他、アスパルテームなど有名な人工甘味料については以下の記事をご参照ください。

どのくらい減らすのか?

すでに今、うつ、アトピーでお悩みの方は、「甘いものは一切口にしない」くらいの気概が必要です。
「糖質依存症」という言葉を覚えておきましょう。

しかし、どうしても甘いものがやめられないなら次の作戦でいきましょう。

【甘味を減らす作戦の例】
・絶対にドカ食いしない
・普段は目につかない冷蔵庫などにしまっておく
・冷蔵庫から食べる量だけ取って食べる
・まずは間食をやめ、食後に少しだけにしておく
・砂糖などは捨て、少量のラカント(エリスリトール)を使ってお菓子を自作
・耐えられなくなったらプロテインなど太りにくく甘みのあるものを積極的に飲む

常に甘いものがテーブルの上に置いてある、という方も多いようですが、目に入るとつい手が出てしまうので、まずは片付けることが大切です。
そうして、食べる時はほんの少しだけを取り出すようにしましょう。

間食もいけません。
血糖値の急上昇を防ぐため、食後に少しだけにしましょう。

どうしても甘味がやめられないなら、ラカンがあります。
エリスリトール(ラカントという商品名で売られている)は糖質がゼロなので、これを使ってお菓子を自作するのもいいでしょう。
値段が割高なので、必然的に買いたくなくなって甘味を減らすには良いかもしれません。

黒糖は先述の通り、砂糖よりは多少は糖質が少ないのですが、微差ですのでたくさん使い過ぎないようにしましょう。

また、イチオシなのがプロテインです。
プロテイン脳にもお肌にも最重要なタンパク質が豊富です。
甘味もある商品が多いので、「甘いものが欲しくなったらプロテインを飲む」という作戦はとてもお勧めです。
人工甘味料が心配の方もいるかもしれませんが、タンパク質が十分にあると肝臓の解毒作用が増強されるので心配ない、と言われます。
是非ともプロテインを上手に活用してみてください。

コスパと栄養で選ぶ!おすすめプロテイン

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まとめ

ではまとめです。

【質問】
・あなたはお菓子が好きですか?
・ついつい甘いものを食べてしまいますか?

【避けるべき甘いもの】
・砂糖など甘味料を使ったものは全て要注意
・お菓子全般(甘い味のだけでなくしょっぱいのも糖質が多い)
・甘いジュースやゼリーなど
・甘味料を使った料理(日本人は料理に大量の甘味を使う!砂糖、ミリン、みりん風調味料など)

【糖質の摂り過ぎは危ない!】
・脳内で糖化、酸化が起こる→もちろん心、内面(見方、考え方、感じ方)に影響する。
・肌に糖化、酸化が起こる→お肌がボロボロになる。
セロトニン(安心、幸せ感)などの神経伝達物質が作られにくくなる

【ショ糖の含有量】
・白砂糖、97.8%
三温糖、96.4%
・グラニュー糖、99.9%
・黒糖、80%
(果糖はショ糖ではなくブドウ糖。後述)

【甘味を減らす作戦の例】
・絶対にドカ食いしない
・普段は目につかない冷蔵庫などにしまっておく
・冷蔵庫から食べる量だけ取って食べる
・まずは間食をやめ、食後に少しだけにしておく
・砂糖などは捨て、少量のラカント(エリスリトール)を使ってお菓子を自作
・耐えられなくなったらプロテインなど太りにくく甘みのあるものを積極的に飲む


【最後に】
一気に甘味を減らすのが理想的ですが、それがツラい方は上記の作戦で上手に始めましょう。
「短期間だけ甘味を減らす」のでは勿体ないです。
「長期的に甘味を減らす」工夫を目指す、ということです。

初めは苦しいかもしれませんが、「甘いものが欲しくなったらプロテインを飲む」などで上手に実践しましょう。

 

更に学ぶために

【参考書籍】

『食事でアトピーを消す!: 避けるべき食材・選ぶべき食材リスト』

https://www.amazon.co.jp/dp/B08GYLPRBJ/

『フェリチン90 BUN10の食事』 

https://www.amazon.co.jp/dp/B0953VHQN5/

 

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【参考文献】
川徳美『メガビタミン健康法』方丈社
三石巌『医者いらず、老いしらず』祥伝社黄金文庫
江部康二『人類最強の「糖質制限」論』SB新書

参考画像 

https://www.pakutaso.com/20210559147post-34900.html