自分で健康になる方法(小林健康整体室)

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天命を生きる4つのワーク④ライトワーク

今回は「天命を生きる4つのワーク」の4つ目である「ライトワーク」です。

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「ライフワーク、ライスワーク、ライクワーク」の特徴と注意点については以下をご参照ください。

 ――――――――――――

ライトワークとは?

まずあまり馴染みの無い「ライトワーク」という言葉についてです。
元々はスピリチュアル方面で使われていた言葉なのですが、いまでは時々、多くの方の「仕事、転職、人生、生きがい、在り方」などに関連付けて話されることがあります。

本記事ではいわゆるスピリチュアルではなく、「仕事、転職、人生、生きがい、在り方」などの方面から、広く読者の方に関わるような形で記事にしようと思います。
これは逆説的に、まさに本来の意味でのスピリチュアル、つまり精神性、内面(見方、考え方、感じ方)の成長、人生の向上についてだといえましょう。

ライトワークの特徴は?

初めにライトワークの特徴をご紹介します。

【ライトワーク】
・「これこそ天職、天命だ」と実感がある
・自分だけでなく他者奉仕(困っている人を助ける、人や社会の為に、人以外の為になど)の特色がある
・やっていて喜びがある(楽しいとか得だとかと少し違う)
・社会的報酬は重要ではない(金銭的に不自由とか受け取らないのではない)
・楽な事ばかりでないのに続けられる(自然とその仕事に向かうような流れが起こる)
・困難があっても立ち向かえる(越えられなくても)


「ライト(light)」というくらいですから、人や社会に対して光を当てる仕事です。
困っている人、苦しんでいる人、弱者などへ手助け、応援、癒しを与える類の仕事といっていいでしょう。
非常に崇高な職務で、1人ではどうしようもなくて苦しんでいる人に手を差し伸べる、重要な役割です。

ライトワークをする人を「ライトワーカー」と言い、弱者を手助けするような素晴らしい仕事に従事する人です。
時には「この仕事は自分に合わないのでは?」と思うこともあるのですが、心の内奥から「これをやるべきだ」というようなサインが感じられることもあります。
表面的に収入が少ないからとか仕事が大変だからというような要素を越えた「使命感」のようなものです。
こういったライトワークを見つけられた人は、逃げ出したくなるような大変さにも関わらずハッキリとした喜びや達成感、充実感を実感しながら続けられるものです。

上記のようにライトワークは素晴らしい仕事ではあるのですが、決してただ楽なだけではなく、少しだけ注意点もあるのです。

ライトワークの注意点とは?

ではライトワークを考える時の注意点は何でしょうか。

【ライトワークの注意点】
①ご都合主義的に楽しいとか得だとかと少し違う(自分の楽しみだけを考えればよいのではない)
②金銭、地位、名誉などが伴わない場合もある
③辞めようとしても自然とその仕事に向かうような流れが起こる


もしかしたら「ライトワークが出来たら、毎日楽しくて、お金もたっぷり手に入って、嫌な事なんか一切起こらないんだろうな!」と想像する方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、そうご都合主義的(人間社会的なメリットのみ得られる)にいかないのがライトワークです。

それぞれ見ていきましょう。

①ご都合主義的に楽しいとか得だとかと少し違う(自分の楽しみだけを考えればよいのではない)

ライトワークに就いていると、「まさにこれこそ天職だ、天命だ」と思える瞬間があります。
大変な仕事なのに、やっていて達成感や充実感の実感が沸きます。
ただし、そういった達成感というのは、自分に都合のよい「楽しい、得した」という事ばかりではありません。
「こんな楽に稼げるなんて!」「嫌な事や嫌な人がいなくて気が楽だ」という感じではありません。
むしろ仕事内容としては体力的にも精神的にも頭脳的にも大変で、対象も簡単には問題が解決しない(しようとしない)人を相手にせねばならない場合も本当に多いです。
おそらく通常の人であればすぐさま辞めたくなるような状況でしょう。
しかしそれに強い意志を以って取り組むことができ、達成した時には「まさにこのために生まれてきた。困っている人たちが元気になってよかった!」というような清々しく健全な喜びが味わえます。
ただ楽であるとか面白おかしく仕事をしたい、というような場合にはこうはいきません。

②金銭、地位、名誉などが伴わない場合もある

以前の記事で紹介した「ライクワーク」は「好きを仕事にする」というだけあってスキルアップもどんどん進み、それが収入UPにつながる場合が多いです。
しかしライトワークは上手にビジネス化しないと収入につながらないことが多々あります。

例えば身体的・精神的にギャップがある人をケアする介護福祉、人が毎日排出するゴミ、廃棄物を処理する清掃業など、3K(きつい、汚い、危険)の仕事が多いです。
絶対に必要な仕事で、簡単には出来ないにも関わらず低所得にならざるを得ないなど、社会問題にもなっていますね。
そうして長期間従事していると、燃え尽き症候群の様に気力・体力ともに疲れ果て、仕事が続けられなくなります。
酷い時にはうつ病や大病を患うこともあります。
もともとが「同期より高収入になりたい」とか「勝ち組になりたい」とか「毎日遊んですごせるだけのお金を手に入れるため」ということに意識が向いていないので、当然と言えば当然です。
だからこそ、上手くビジネス化してしっかりと収入に反映され、継続してライトワークが出来るようにすることが大切なのです。

③辞めようとしても自然とその仕事に向かうような流れが起こる

過酷な仕事をしていると、達成感や満足感、やりがいよりもツラさが勝ってしまうことがあります。
また、身体を壊したり引っ越しなどで辞めざるを得ない事も起きることもあります。

しかし不思議なもので、ライトワークを一旦離れても、また自然と戻ってくるような流れが起こります。
時には全く同じ仕事で、時には類似の仕事で。
また或いは別の職種の事もありますが、やはり「光をそそぐ」仕事の場合が多いです。
高齢などで体力的に劣った時であっても、塾や相談所のような形で後進を育てたり相談者の相談に乗ったり、といったことです。

例えば私の場合、あまりに経営面を考えずに仕事をしていて収入が下がり過ぎ、「もう辞めて、中国語を活かした転職でもしようかな」と思ったことがあります。
実際、就職活動をし始め、整体院を畳む用意を進めました。
しかし、その次の週には、突然メールで予約・依頼が殺到し、気功の指導や整体を続けることになりました。
私は経営手腕が壊滅的ですので、これまでに何度も経営的に危うくなっていますが、その度になぜか大量の予約が舞い込み、危機を脱しています。

まとめ

ではまとめです。

【ライトワーク】
・「これこそ天職、天命だ」と実感がある
・自分だけでなく他者奉仕(困っている人を助ける、人や社会の為に、人以外の為になど)の特色がある
・やっていて喜びがある(楽しいとか得だとかと少し違う)
・社会的報酬は重要ではない(金銭的に不自由とか受け取らないのではない)
・楽な事ばかりでないのに続けられる(自然とその仕事に向かうような流れが起こる)
・困難があっても立ち向かえる(越えられなくても)

【ライトワークの注意点】
①ご都合主義的に楽しいとか得だとかと少し違う(自分の楽しみだけを考えればよいのではない)
②金銭、地位、名誉などが伴わない場合もある
③辞めようとしても自然とその仕事に向かうような流れが起こる

【最後に】

「天職、天命を見つけたい!」と思う方は多いと思います。
しかし現実的には「嫌々ながらも生活のために仕事を続けるしかない」という場合が多いでしょう。

それでも構いません。
決して悪いことではありません。
むしろ、ライトワークを見つけるための前段階とも言えます。
「あの仕事は自分の生きがいとは違った。この仕事は苦しくても意欲的に取り組めた」
「この仕事は向いてなかったが、今度の仕事は自分に向いていると感じる」
と試行錯誤の途中なのでしょう。

また逆に、
「自分に合わないと思ったが、他の仕事をしてみて、やはり自分にはこれしかないと再確認した」
「何度も職種を変えてみたが、結局は初めの仕事がやりやすかった」
などの場合もあります。

どんな仕事もクサクサせずに取り組み、嫌々ながらも続けているのは尊く、素晴らしく、凄い事なのだということを忘れないでいただきたいと思います。

 

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