自分で健康になる方法(小林健康整体室)

自分で健康になる方法(小林健康整体室)

医師、看護師、薬剤師も診ている整体師が、栄養、心の悩みなど解決法をご紹介します

MENU

【健康】うつ、アトピーの方はコレを食べてはいけない②(パン)

今回は、うつやアトピーの方が避けるべき食べ物についての②です。

 

f:id:kobayashikenkou:20210926100643j:plain

 

注意

本稿を読む前に、まず次を知っておきましょう。

個人差を考えよう

【注意】
たまに「個人差」を考慮せず「私は〇を食べても平気だった」と言う方がいますが、これは非常に危険です。
実際の個人差を考えると次のようになることを忘れてはいけません。

①Aさんは小麦製品、砂糖で不調が生じたが米類では生じなかった。Bさんは逆に米類で不調が生じたが小麦製品、砂糖は問題なかった。(これがよく言う個人差)
②Aさんはいくら小麦製品、砂糖をとっても不調は生じなかった(実際体内で何が起こっているか無自覚のケースも多いので要注意)が、Bさんは少量の小麦製品、砂糖で不調が生じた。(これも個人差として忘れてはいけない)
③Aさんは今まで小麦製品で不調が生じなかったが、ある時から不調が生じるようになった。(人間の体は日々変化する。子供のころは問題が表面化しなくても成人後や老後に表面化するケースも非常に多い)

もう一点、次も非常に重要です。
「〇という健康食品を食べているから大丈夫です」と言いながら、自分の肉体に表れている不調が回復していない。
これは、少なくとも今やっていること(食事内容、栄養、運動、生活習慣など多方面)が当人に合っていないことの表れと言えましょう。

結局のところ、
①疑わしきを避け、不足している栄養を増量し、自分の体に聞く(これが重要)
②自分で試行錯誤をしてみる

ことが大切だということです。

「糖反射(とうはんしゃ)」について

糖質を摂った時の「糖反射(とうはんしゃ)」についても次の記事でご確認ください。

初めに

私もパンが非常に好きでして、トーストにピーナツバター(チャンク)を付けて食べることが多いです。
しかし、すでにうつやアトピーでお悩みの方は特に、パンの食べ過ぎが危ないと知りましょう。

うつ、アトピーの方が避けるべき食材①はこちら

kobayashikenkou.hatenablog.com

避けるべき食材は?

うつ、アトピーの方が避けるべき食材の2つ目は「パン」です。
パンいうと、次が思い浮かびます。
・食パン
玄米パン
・菓子パン
・フランスパン
米粉パン
など

前回の「麺」と同様、実はこの中で、「うつ、アトピーで悩む方がたくさん食べて良いもの」はありません。
全て、減らすか、出来ればゼロにしてほしいです。

三大死因の根っこに血糖異常がある

もちろん一般的な生活が送れる方はそれほど心配する必要はありません。
しかし糖質の摂りすぎによる「血糖異常」については必ず知っておきましょう。

【注意】三大死因の根っこに血糖異常がある(酸化、糖化、AGEsなど) - 自分で健康になる方法(小林健康整体室)

何故うつ、アトピーの方がパンを減らすべきか?

パンを減らすべき理由は、簡単に言うと「パンも糖質が多すぎるから」です。
(そもそもパンの主成分が小麦ですから糖質が多い)

糖質は、あなたの体内(脳内も、お肌も)で「コゲ(炎症、糖化)」と「サビ(酸化)」を起こすのです。

・脳内で糖化、酸化が起こる→もちろん心、内面(見方、考え方、感じ方)に影響する。
・肌に糖化、酸化が起こる→お肌がボロボロになる。

ですから、うつ、アトピーの悩みを解決したいなら、糖質をできるだけ減らすのがお勧めなのです。

玄米パンも減らす?

時々、
「食パンはやめて、玄米パンにしている」
と仰る方もいます。

しかし「糖質量」で考えると、玄米パンであってもそう変わらないのです。

【主なパンの糖質量(100g中)】
・食パン約50g(6枚切りで一枚あたり約30g)
玄米パン約50g
・菓子パン(種類によるが上記とあまり変わらないか、それ以上)
・フランスパン(約60g)
米粉パン(約50g)
(原材料の種類やメニュー、調理方法によって増減します)


上記を見ると、健康志向と言われることのある玄米であっても糖質量がさほど変わらないことが分かります。
また、言うまでも無く実際の商品(メニュー)では、トッピングなどもあるためさらに糖質量が増えることでしょう。

どのくらい減らすのか?

ではどのくらいパンを減らせばよいのでしょうか。
麺の時に紹介したのと同じく、とりあえずの1つの目安としては、「一日に自分の拳1つ~2つくらいまでの量でやめておく」というのをお勧めしています。

毎食糖質の多いものを食べるのではなく、次のような作戦から始めます。

【ムリなく糖質を減らす作戦の例】
・一日の内で、一食は糖質の多い主食を無くす(減らす)
・昼にたくさん糖質の多いものを食べたら、夕方は糖質の多いもの(主食など)を減らす(或いは食べない)

いわゆるプチ糖質オフです。
続けられる範囲、嫌にならない程度ではじめましょう。

パンは全部ダメなのか?

「麺を減らそう」といっても、全てのパンがダメなのではありません。
今は糖質が物凄く少ないものもあります。

【食べても平気なパンの例】
・ふすまを使ったパン
・糖質オフのパン
など

上記も、当然ながら商品や調理法などによって大きく違いがありますが、今はスーパー、コンビニなどで気軽に糖質の少ないパンが買えるので嬉しいですね。

糖質が少ないパンのちょっとした注意点

ここで「糖質オフのパンなら食べていいのか!」と思ってもちょっとだけ注意があります。

【糖質が少ないパンの注意点】
・100gで計算すると意外と糖質が多い商品もある
・人工添加物(甘味料、保存料、着色料など)をたっぷり使用した商品もかなり多い
・人によって少量の小麦でも強くアレルギー反応する事がある
・食べ過ぎに注意!

当然と言えば当然ですが、これらも気を付け、自分の目で成分表示を確認したり少量を食べて体調をチェックしたりしましょう。

まとめ

ではまとめです。

【うつ、アトピーで悩む人は糖質の多いパンを減らしましょう】
糖質は脳内もお肌もコゲ(炎症、糖化)、サビ(酸化)を起こすから。

【避けるべき食べ物】
パン全般(食パン、玄米パン、菓子パン、フランスパン、米粉パンなど)

【食べてもOKな麺】
ふすまを多く使ったパン、糖質オフのパン
(但し人工添加物と食べ過ぎに注意!)

 

是非とも食事で工夫してみて下さい。
ありがとうございました。

 

更に学びたい方の参考書籍

以下の拙著もご参照ください。

食事でアトピーを消す!: 避けるべき食材・選ぶべき食材リスト

https://www.amazon.co.jp/dp/B08GYLPRBJ/

フェリチン90 BUN10の食事

https://www.amazon.co.jp/dp/B0953VHQN5/

 

整体HP限定割引はこちら 

minnagenki.jimdofree.com

うつ病アトピー対策など無料で読めます

amzn.to

【参考文献】
川徳美『メガビタミン健康法』方丈社
三石巌『医者いらず、老いしらず』祥伝社黄金文庫
江部康二『人類最強の「糖質制限」論』SB新書

参考画像

https://www.pakutaso.com/20150854236post-5936.html