自分で健康になる方法(小林健康整体室)

自分で健康になる方法(小林健康整体室)

医師、看護師、薬剤師も診ている整体師が、栄養、心の悩みなど解決法をご紹介します

MENU

【要注意】熱中症対策にスポーツドリンク?逆流性食道炎の方も注意!

注意

【注意】
たまに「個人差」を考慮せず「私は〇を食べても平気だった」と言う方がいますが、これは非常に危険です。
実際の個人差を考えると次のようになることを忘れてはいけません。

①Aさんは小麦製品、砂糖で不調が生じたが米類では生じなかった。Bさんは逆に米類で不調が生じたが小麦製品、砂糖は問題なかった。(これがよく言う個人差)
②Aさんはいくら小麦製品、砂糖をとっても不調は生じなかった(実際体内で何が起こっているか無自覚のケースも多いので要注意)が、Bさんは少量の小麦製品、砂糖で不調が生じた。(これも個人差として忘れてはいけない)
③Aさんは今まで小麦製品で不調が生じなかったが、ある時から不調が生じるようになった。(人間の体は日々変化する。子供のころは問題が表面化しなくても成人後や老後に表面化するケースも非常に多い)

もう一点、次も非常に重要です。
「〇という健康食品を食べているから大丈夫です」と言いながら、自分の肉体に表れている不調が回復していない。
これは、少なくとも今やっていること(食事内容、栄養、運動、生活習慣など多方面)が当人に合っていないことの表れと言えましょう。

結局のところ、
①疑わしきを避け、不足している栄養を増量し、自分の体に聞く(これが重要)
②自分で試行錯誤をしてみる

ことが大切だということです。

はじめに質問

【質問】
・暑い日、熱中症対策にスポーツドリンクを飲んでいる?
・室内でもスポーツドリンクを常備してよく飲んでいる?
・子どもがよくスポーツドリンクを飲んでいる(買い与えている)?

今回は上記質問で「はい、YES」の方にぜひとも読んでいただきたいと思います。

暑い日に熱中症対策でスポーツドリンクを飲む方は多いでしょう。
スポーツの練習、観戦、登山など外出時に手軽に買えて、水分補給ができてしかも味も美味しくて(?)、非常によく売れているようです。

ですが、現代日本人が暑い日に熱中症対策でスポーツドリンクを飲みすぎるのは要注意ではないでしょうか。

【注意】
念のためお断りしておきますが、全ての人が飲用後すぐに危険な状態になるのではありません。
あくまでも現代日本人の健康に関する危険性を懸念しての記事です。

【参考】
医師による以下の記事も非常に参考になります。
是非いてみてください。

糖質入りドリンクは飲んではいけない – ドクターシミズのひとりごと

ドクター江部の糖尿病徒然日記 果物と果糖。糖質の中でも、果糖の代謝は特殊です。AGEsと果糖。

8-9)、「有害な砂糖」 | 精神科医こてつ名誉院長のブログ

糖尿病予備軍、隠れ糖尿病

日本の糖尿病予備軍は1000万人と言われます。
一般的に、糖尿病患者と糖尿病予備軍を合わせると2000万人(6人に一人)と言われます。(検査していない人も多いので実際はそれ以上でしょう)

「隠れ糖尿病」とは、空腹時の血糖値は問題ないが、食後高血糖の状態はあるのにまだ発見されていない事です。

日本は潜在的な(発見されていない、当人でも気づいていない)高血糖、そして糖尿病の危険性がある人が相当に多いというべきでしょう。

【追記】
2020年厚労省の発表では「糖尿病が強く疑われる人(成人男性約19.7%、女性10.8%)」と「糖尿病の可能性が否定できない人」を合わせると2251人(なんと5人に一人!)。

ペットボトル症候群とは?

ペットボトル症候群とは、スポーツドリンクの飲みすぎで吐き気、多尿、腹痛、倦怠感(だるさ)、喉の渇きなどが起き、ひどい場合は意識が低下する(意識障害)などの状態です。
(ようするに急性の糖尿病だといわれるゆえん)

俗に「スポーツ選手はスポーツドリンクを飲まない」と言われますが、さもありなん、というわけです。

つい飲みすぎてしまう

ここで、「ではスポーツドリンクを飲みすぎなければ良いではないか」という意見も思いつくかもしれません。
しかし暑い時に「スポーツドリンクを一口だけ(例えば50㏄)飲んでやめておく」という人がどれほどいるでしょうか?
外出していて日が照って気温が高い時には、ペットボトル半分~一本くらい簡単に飲み切ってしまう、という人が多いかもしれません。
ついつい、おいしくて飲みすぎてしまうという経験がある人も多いことでしょう。

これは甘みのたくさん入っているスポーツドリンクをたくさん飲むと興奮し、血糖値が上がって喉が渇いて、さらに飲みたくなるという側面もあるからと思われます。

あなたの血糖値、血液は本当に大丈夫?

さらに「人は糖質の処理能力に大きな差がある(糖質を処理しやすい体質の人とそうでない人がいる」、そして「それは自分ではほとんどわからない」ということを踏まえ、少量を飲むだけなら絶対に問題ないのか、自問してみましょう。(「低インスリン療法」を提唱する新井圭輔氏はよくお酒の強い人、弱い人で例えるそうです。わかりやすいですね)

実際の自分の血糖値(空腹時、食後)を調べていない人も多いです。(特に若い方でも隠れ糖尿病は多い)

また、血液や血管内部の状態を把握するのは非常に困難です。

先述のように糖尿病予備軍、隠れ糖尿病の人は相当いるだろうと考えられる以上、少量なら大丈夫と油断するのはあまりに軽率ではないでしょうか。
(いうまでもなく、糖質の処理能力が非常に高い人もいますので、いくらスポーツドリンクを飲んでも全く問題ない人もいます)

特に現代日本人は糖質過多の食事ばかりですので、「糖尿病予備軍の予備軍(隠れ糖尿病予備軍)」ともいうべき要注意状態の人が相当数いるかもしれません。

また、食事のたびに食後眠くなる、だるくなるというのは、糖質の取りすぎで血糖値スパイクが起こっている懸念があります。
そういう意味でも飲む分量、そして飲むかどうかの選択は、非常に重要と言えましょう。


では、スポーツドリンクを飲みすぎると、どんな問題があるのでしょうか?
糖質と人工甘味料についてご紹介します。

スポーツドリンクの甘み、砂糖、人工甘味料、果糖

スポーツドリンクには相当な甘味料(砂糖、人工甘味料)が入っています。

試しにスポーツドリンクの成分を見てみると、
・砂糖(約500mlのペットボトルで角砂糖10~15個分)
・果糖ぶどう糖液糖(ぶどう糖果糖液糖も。砂糖の10倍もの糖化リスク)

スクラロース
などが使われています。

「スポーツドリンク1本には角砂糖で10~15個分も入っている」と知ると、多くの方がビックリするかもしれません。
が、それだけにとどまらず、果糖ぶどう糖液糖などの異性化糖は、砂糖の10倍もの糖化リスクがあるとされています。

「果糖」にも要注意!

ついでに、ここでスポーツドリンクにもフルーツ系ジュースにもよく含まれている「果糖」についても注意しましょう。
果糖は次のような特徴があります。
【果糖について】
・果糖は中性脂肪にかわりやすく、肥満になりやすいい
・果糖はブドウ糖の数十倍、AGEs(終末糖化産物)に変わりやすい
・果糖は非アルコール性脂肪肝炎(NASH=ナッシュ)の一因になる
・果糖は心疾患、ガン、糖尿病、肥満、肝不全など、多くの非伝染性の重篤疾患に関与している

↓添加物については以下の記事をご参照ください。

熱中症に限らず、そもそも人体に良くないとしてハッキリと「果糖入りの飲み物は飲むな」と注意喚起する医師もいるくらいです。
皆様も気を付けましょう。

【参考】

糖質入りドリンクは飲んではいけない – ドクターシミズのひとりごと

ドクター江部の糖尿病徒然日記 果物と果糖。糖質の中でも、果糖の代謝は特殊です。AGEsと果糖。

8-9)、「有害な砂糖」 | 精神科医こてつ名誉院長のブログ

糖質が多すぎると?

次が非常に重要ですので、是非覚えてください。

糖質を摂ると人体は、
①血液ドロドロになり
②血管など人体各所で糖化(コゲ、炎症)、酸化(サビ)、AGEs(終末糖化産物)が発生し
ダメージを負ってしまいます。

それが悪化すると動脈硬化心筋梗塞脳梗塞などの危険性が高まります。
また、アルツハイマー病の方のAGEsは健常者に比べて3倍も蓄積していたという報告もあります。

糖質によるダメージ(三大死因の根っこに血糖異常)

糖質によるダメージや人工甘味料(日本は人工添加物大国です)については以下の記事をご参照ください。

↓細胞死が起こっている

↓血糖変動が大きくなると認知機能が下がる

必ず以下の記事を読んでください。

 

逆流性食道炎の方も注意!「糖反射(とうはんしゃ)」とは

よく聞く逆流性食道炎(現代人の約20%と言われる)」の方は、特にスポーツドリンクにたっぷり含まれている糖質の「大量摂取」に気をつけましょう。
糖質の摂取で起こる「糖反射(とうはんしゃ。一時的に胃の動きが鈍くなったり動きが悪くなったりする)」を忘れてはいけません。

糖反射(とうはんしゃ)についてはこちら

【ホントに⁉】お粥、うどんは消化に良い⁉ - 自分で健康になる方法(小林健康整体室)

ついスポーツドリンクを飲みすぎると?

これまでご紹介したように、暑い日についスポーツドリンクを飲みすぎると、
①血液ドロドロで酸素、栄養が体に巡りにくくなる(これが危険)
②糖化(コゲ、炎症)、酸化(サビ)、AGEs(終末糖化産物)の発生で血管などにダメージ(長期的な悪影響を忘れてはいけない)
などの懸念が高まります。

①を考えると、スポーツドリンクは、熱中症対策というよりむしろ「熱中症を促進してしまう」と思えるくらいです。
例えば、当人ですら無自覚の糖尿病予備軍、隠れ糖尿病の方々が、知らずに飲んで①の危険性をモロに受けてしまったらどうなるでしょうか?

また②を考えると、熱中症はおろか動脈硬化脳梗塞などや、将来的に三大死因(ガン、心臓病、肺炎)の原因になるかもしれない懸念があるモノを、安易に摂りすぎるのはお勧めできません。

【注意】
繰り返しますが、全ての人が飲用後すぐに危険な状態になるのではありません。
あくまでも現代日本人の健康に関する危険性を懸念しての記事です。
飲んでしまっていた人も「今からできること」にフォーカスし、食事改善に努めましょう。

熱中症対策はどうすべきか?

では熱中症対策(暑い時に飲むべきもの、日々の対策)として何がお勧めでしょうか?
汗でミネラルが出てしまうことを考え、私は次をお勧めしています。

熱中症対策の飲み物】
雪塩ぬちまーすなどミネラル豊富な海の塩を水に混ぜる
・分量は雪塩など海の塩小さじ1(擦切り)と水1.5~2ℓ
・外出時に自販機などで買うなら水や甘さゼロの麦茶

よく発汗によるナトリウム不足が言われますが、発汗時にはマグネシウムカリウムも失われるため、海の塩(ぬちまーす雪塩など)でそれらをまとめて摂るようにするのがお勧めです。

どうしてもスポーツドリンクを飲みたい場合は、4倍くらいに薄めるなど工夫しましょう。(ただし薄めても全部飲んでしまったら体内に入る糖質量は同じだと知りましょう)

【日々の熱中症対策】
ぬちまーす雪塩ぬちまーす本格みそ、ぬちまーす醤油などを、毎日の食事で使う

日常での熱中症対策としては、食事、調理で「ぬちまーす雪塩」を使うのが良いでしょう。
特にぬちまーす本格みそ」や「ぬちまーす醤油」は料理に使えて非常に便利です。
自炊で使えば自然とマグネシウムカリウムなど大切なミネラルが摂れます。
(食卓塩はミネラルがほぼ失われた「ただのしょっぱい粉」ですのでお勧めできません)



ぬちまーす雪塩の商品のご購入はこちら。

まとめ

以上、暑い日の熱中症対策でスポーツドリンクはどうなのかについてご紹介しました。

繰り返しますが、全ての人がスポーツドリンクを飲んで、すぐに大変な事態になるわけではありません。

ですが、現代日本人は糖尿病予備軍、隠れ糖尿病が多く、毎日糖質過多の食事ばかりのケースが非常に多いです。
そういう方々がスポーツドリンクの成分が自らの体に与える影響を知らずにガブガブと飲んだ場合、体内でどうなるかリアルに想像してみましょう。
長期的な影響も視野に入れると「スポーツドリンクくらいどれだけ飲んでもかまわない」などと軽く考えるのはお勧めできません。

ぜひとも本記事をご参考に、高齢者やお子様を守っていただきたいと思います。

【まとめポイント】

現代日本の糖尿病患者と糖尿病予備軍を合わせると2000万人(6人に一人)

・スポーツドリンクに含まれる砂糖、人工甘味料
砂糖(先述の通り角砂糖10~15個分と言われる)
果糖ぶどう糖液糖(ぶどう糖果糖液糖も)
スクラロース

【果糖について】
・果糖は中性脂肪に代わりやすく、肥満になりやすいい
・果糖はブドウ糖の数十倍、AGEs(終末糖化産物)に変わりやすい
・果糖は非アルコール性脂肪肝炎(NASH=ナッシュ)の一因になる
・果糖は心疾患、ガン、糖尿病、肥満、肝不全など、多くの非伝染性の重篤疾患に関与している

・糖質を摂ると、人体は血液ドロドロ(酸素、栄養が体に巡りにくくなる)、血管など人体各所で糖化(コゲ、炎症)、酸化(サビ)、AGEs(終末糖化産物)が発生
熱中症対策として大丈夫かご自身で判断をしましょう)

熱中症対策の飲み物】
雪塩ぬちまーすなどミネラル豊富な海の塩を水に混ぜる
・分量は雪塩など海の塩小さじ1(擦切り)と水1.5~2ℓ
・外出時に自販機などで買うなら水や甘さゼロのお茶類

【日々の熱中症対策】
ぬちまーす雪塩ぬちまーす本格みそ、ぬちまーす醤油などを、毎日の食事で使う

今回もご閲読ありがとうございました。

医師もお勧め!コスパ最強のプロテイン、ビタミン、ミネラル

おすすめのプロテイン、ビタミン、ミネラルはこちら


電子書籍、秘伝功法の一覧

健康、心の悩み、小説、気功の秘伝功法など。AmazonKindleで読み放題対象です。

おすすめ著書

『後遺症対策』

『フェリチン90 BUN10の食事』

電子書籍は全て読み放題対象です。
・↓ご購入はこちら

【まとめ】AmazonKindle電子書籍の一覧 - 健康と学びのブログ(小林健康整体室)

 

【AmazonKindle】うつ病アトピー対策など読み放題対象です

 

note版「秘伝功法」一覧

 

整体のHP限定割引はこちら

kenkouseitai.hp.peraichi.com

 

ブログ毎日更新

 

【参考文献】
川徳美『メガビタミン健康法』方丈社
三石巌『医者いらず、老いしらず』祥伝社黄金文庫
江部康二『内臓脂肪がストンと落ちる食事術』ダイヤモンド社
など